※こちらの記事には歯の画像がでます。苦手な方はご遠慮ください。
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こんばんは。砂糖さんです。
本日は私の実体験をもとに歯列矯正の体験レポートを書いて行きます!
海外ほど歯について重要視されてこなかった日本ですが、近年は歯に対する意識がかなり変わってきており、歯の健康の他に歯の美しさまで追求する人が増えてたようです。
そして私もその一人です。
私がそうだったように、歯列矯正実際どうなんだろうと悩みなかなか踏み出せない人も多いはず。
今回は歯列矯正に至るまでと、実際行った時の感想、仕上がりまで一気にレポートしていきます。
歯列矯正を決心したきっかけ
歯列矯正を意識したのは大学4年生の夏でした。
アルバイトで接客をしている時、あるおじさまから『歯並び絶対直したほうがいいよ』と言われたのがきっかけです。
歯についてコンプレックスを感じた事のなかった私、びっくりしました。
なんでそんな失礼な事言うのかな、なんて思いつつその日家に帰って急いで鏡を見ました。
客観的に自分の歯を見る様に心がけ、じっと鏡を見ていると様々な事に気付きました。
あれ…この八重歯はむしろチャームポイントだと思っていたけど、あまり可愛くないかも?
ここで初めて自分の歯に対する不満や疑問が浮かびました。
正面から見ているからか気付かなかった歯の向き、歯の色、どんどん気になりだします。
そしてもう一つ知りたくなかった事実に気付くのです。
私、笑う時の唇なんか変じゃない?!
八重歯が邪魔をして笑った時唇にあたり、なんだか上唇がもこっとしていて変な印象です。
なるほど、歯並びを指摘されてショックを受けたけど、あのおじさまの言う通りこれはチャームポイントというより不自然に見える歯の形に見える。矯正をした方がいいのかもしれないな。
こうして私は歯列矯正をしよう、と決めたのでした。
装置を付けるまで
とはいっても当時大学生、高額な治療費を払える余裕はなく、実際に治療にとりかかったのは20代中盤でした。
大人の歯列矯正として色々調べている中で『部分歯列矯正』という存在を知り、まずは自分に合う病院を探しました。
自分に合う病院を探す
今や歯科医院はたくさん存在し、腕のいいところも多いです。
どうやって選べばいいの? という方は是非参考にしてみてください。
- 家が近い(or職場が近い)
- 歯科医師とのフィーリングが合うかどうか
- 歯列矯正の実績がある
やると決めたなら次に実績のある評判がいいところ! と意気込んで色々な歯医者さんを探すかもしれません。
ですが矯正期間中は2週間~1ヵ月に1度、必ず歯医者さんに通います。
歯医者確定後の流れ
矯正でお世話になる歯医者さんが決まった!
となると、次は歯列矯正のプランをたてるために精密検査を行います。
金額はクリニックによると思いますが私が通っていた所では30,000円+税でした。
具体的な検査内容は以下の通りです。
※私の通っていた歯医者さんの場合です。
- 歯型取り
- レントゲン
- 顔の写真撮影(正面、横顔など)
- 口の中の写真撮影
これらを行うことで虫歯や親知らずなど今の歯の状態、そして矯正によってどう変わるかなどの無料相談等では受けられないより精密なシミュレーションを可能にします。
歯医者さんと治療の方針が決まれば、いよいよ本格的に治療がスタートします。
抜歯
私は顎に歯が入りきっていないタイプだったため、健康な歯でしたが抜歯をすることにしました。
健康な歯を抜くという行為、ちょっと考えだすと本当によかったの? なんて思っていしまいますが、綺麗な歯並びにしたい一心で抜歯を決意しました。
痛がりのためとっても怖かったですが、麻酔の注射が痛かっただけで抜歯自体は無痛。
なんなくクリアしました。
クリーニング+虫歯治療
意外と見落としがちですが基本的には虫歯治療が先行し、完治後または同時並行で矯正といったパターンが多いです。
虫歯の心配がある方は、矯正と虫歯治療両方行っている病院を探すことをお勧めします。
基本的には矯正は他の病院で引き継いだり、勝手に外したりなどができません。
矯正をしている間はどうしても虫歯になりやすく、途中で虫歯治療をするために歯医者さんをはしごしなくてはならない……といった事態も起きないとは言えません。
そのため治療を一貫して行える病院をお勧めします。
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さて、虫歯治療が完了したらお次はクリーニングです。
普段からされている方であればこの工程が省略となる可能性もありますが、基本的に装置を付ける前には歯を綺麗な状態にしてもらいます。
綺麗になったら歯にジェルなようなものをつけ、歯医者さんが位置を確認しながら装置をつけてくれます。
装置を付け始めてからライトで硬化するまで5~10分程度だったかと思います。
※人によってつける装置や歯の状態が違う為もっとかかる場合もあります。
この状態がブラケットのみついている状態。
いよいよワイヤーがつくのか、どんな痛みかな、ネットでは痛くて寝れない食べれないっていう言葉をよく見たな……と怯えていると歯医者さんか『今日はこれだけ。また1ヵ月後に来てね、まずはブラケットが口の中にある感覚に慣れてみてね』とのことで。
あっけなくドキドキな初診が終了しました。笑
人によっては『青ゴム』と呼ばれているもので歯と歯の間にゴムを挟み込み隙間をつくり、装置を付ける事ができるようにする方もいらっしゃるようです。
今回私は部分歯列矯正のため不要でしたが、奥歯に隙間がない方はこの工程を行うようです。
とちょっと余談を挟みましたが話を戻してっと。
ブラケットのみの装着でも見た目は上唇が若干もっこりしていてちょっと悲しい気持ちになるし(自分にしか分かりませんが)、なんだか歯が重い。
うーん、違和感しかない!!
少し不安になりネットでさんざん【歯列矯正 辛い】で検索をし、仲間を探しては『すぐ慣れるよ!』というコメントを見て勇気づけられていました。笑
実際本当に翌日にはブラケットついているな~くらいの感覚で違和感もなくなっておりました。
あっ、これ結構やりがちなんですが舌でいじったら駄目ですよ! 取れやすくなっちゃうみたいです。
ワイヤー取り付け
そんなこんなで1ヵ月。
まだワイヤーを通していないため歯磨きもさほど苦労することなく、痛みもなく二回目の診察を迎えました。
このタイミングで先生からOKが出て、矯正装置を付ける事になりました。
これが付けた様子です。
この頃コーヒーにはまっておりまして歯が真っ黄色です。お見苦しくてごめんなさい。
ホワイトニング編(こちらからどうぞ♪)で挽回しますので悪しからず。
感想。もう付けた瞬間痛い! でした。
歯が引っ張られる感覚、そしてそれに伴い発生する頭痛と歯の痛み。
すぐに処方されたロキソニンを飲みましたが、痛みの波がMAXに達した時言葉を失う程で失神するかと思いました。
ご飯もその日から数日間まともに食べれず、歯は動いている為かぐらぐらして何だか不安。
痛みは人によりますが全体を通してこの瞬間が一番痛かったです。
なんて脅かしてしまいましたが、調整の回数を重ねるごとに痛みはどんどんよくなり最後は痛みすら恋しくなるため、長い矯正生活最初に心を打ち砕かれますが、大丈夫です。
個人差はありますが、基本最初耐えれば後は痛くない!! です。
矯正の経過写真
それでは3ヵ月単位で、矯正の様子をお見せします。
1ヵ月~3ヵ月目
↓
歯の色がフィルターで白く見えたり、フィルター外れて地色が見えたりややこしいですが無視してくださいね。笑
この3ヵ月はぱっとみ分かりにくいのですが、抜歯をした隙間部分を埋めていく工程です。
わずかにですが目視で確認できるほど歯が動きました!!
3ヵ月~6ヵ月目
↓
ちょっと画質が悪いのですが……3ヵ月目よりも目で見て分かる程隙間が埋まっております!!
八重歯も少しずつ下に下がってきており、八重歯の後ろに生えてしまった歯もずいっと前に出始めました。
ここら辺から笑った時に八重歯が唇を押しのける感覚がなくなりました。
もうこの辺では矯正の痛みは気になりませんが、調整日にワイヤーを太くする時があります。
段階を追って太くしていくのですが、このタイミングでは結構痛みが出ます。
ご飯の約束は調整日から3日後からがおすすめです。お肉上手く噛めません。笑
6ヵ月~9ヵ月目
↓
ここら辺からは動きが停滞しており、本当に期間内(私の場合1年以内と言われていました)に終わるのかな?
もしかして私の歯の形では理想の形にならないのかな……など、ちょっと焦りが出始めます。
※嚙み合わせが少々悪く、上下揃っておりませんが部分矯正ということで上の目立つ部分を綺麗にするという事に特化して治療を行っております。写真で見るともどかしく見えるかもしれませんが、笑い方の癖もあり少し歪んで見えます。実際は問題ありません。
9ヵ月~ブラオフ(11ヵ月目)
↓
ほとんど変化がなく停滞していた歯並びですが、10ヵ月目後半からいきなりぐっと動き出しました。
おそらく抜歯した部分が埋まり、その影響で一気に動いたのではないかと推測しています。
私の場合奥にいた八重歯の右隣の歯が、形がはまらず前にでてこれないため削って隙間をつくり、ブラオフ後に保定装置をかねたマウスピースで一部分の矯正をすることになりました。(現在も続行中の為こちらが完了した際に記事にしますね。)
それ以外の歯は一応完了! とのことでこの2週間後にブラオフをしました。
ビフォーアフター
ということで、最初とブラオフ後の歯並びを! じゃん!
▼ビフォー
↓
▼アフター
傾いていた歯が正しい位置となり、八重歯が引っ込みました!!
今は八重歯の横を少し動かしている最中ですが、大満足の仕上がりです。
昨日医療費控除の確定申告分を作成しておりましたが、
かかったお金は……部分矯正代(歯9本分)約22万円+基本2週間に1回の通院ペースで調整代が月1回4,400円の支払い=トータルで約27万でした。
ここに保定装置としてのリテーナー代などが別途となりますが、他の記事でそちらについては詳しくご紹介いたしますね♪
まとめ
- 最初のワイヤーが一番痛い
- 途中停滞しているように感じもどかしい
- 部分矯正でも十分綺麗
1年間矯正生活を通して今思う事は、本当に矯正してよかった。という事です。
矯正後は歯に対する意識も高くなり、また歯磨きがしやすく、矯正前より精神的にも物理的にも歯が健康に近づいていきました。
年齢的にも大人である以上会社があり、やはり気にはなりますが、周囲の反応は『あら矯正してるの』『早く終わるといいね』『私も矯正やりたいな』といった感じでそこまで気になりませんでした。
ただお手入れはやっぱり大変で、歯が黄ばんでしまったりはありました。
矯正始める前に一度ホワイトニングを行ってからでもいいかもしれませんね。
私は黄ばんでしまってちょっと落ち込んではいましたが、矯正終わったらホワイトニングするんだ! というモチベーションで乗り切りました。笑
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矯正の費用は決して安いものではありません。
それでも人生一度きり、何歳からでも遅いなんて事はないんです。
思いっきり笑えるようになるためにも、もし今悩んでいる方がいたら、是非勇気を出してほしいと伝えたいです。
今後の記事で矯正についてまた色々と触れて行こうと思います。
それでは、また♪